才能がなければ、プラスアルファのスキルで差をつける

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コミュニケーション力の重要性

プログラマは、これといった才能が備わっていなくても、努力さえすれば誰でも目指すことができます。現在、活躍しているプログラマの中には、文系出身者や未経験者も多数いるように、経験値や才能の有無には関係がありません。もちろん、働くからには努力を重ね、プログラミングスキルを習得する必要があります。ただ、そういった技術以外にも、プログラマにはいくつかのヒューマンスキルが求められます。そのスキルの1つとして挙げられるのが、コミュニケーション力です。実は、机に向かって一人で黙々と仕事をするイメージのあるプログラマですが、プロジェクト内でチームメンバーと対話をする機会も多く、意外とコミュニケーション力が重要視されています。それも、大きなプロジェクトほど業務上で関わる人数も増え、プログラマやSE、デザイナーなど多様な職種と連携を取りつつ進行していかなければいけません。そのときに求められるのが、相手の声をしっかり聞き取るヒアリング力と、会話の意図を掴む理解力、協調性のある対話力、相手へ思いを伝える発言力です。1つのプロジェクトを無事成功させるためには、いかにチームメンバーと意思疎通をとり、円滑に進めるかというのが鍵となります。そういった点で、過去に営業の経験がある方や、人から相談されやすい方は、その長けたコミュニケーション力が有利となるでしょう。

意外と必要な情報収集力

日々進化するIT業界で働くプログラマにとって、優れた情報収集力も必要なスキルの1つです。というのも、プログラミング言語は仕様が変化したりバーションアップしたりすることが頻繁にあります。せっかく習得した言語であっても、都度新しい情報を取り入れて自身の技術をアップデートしていかないと、現実問題、その言語は現場で使いものになりません。また、IT業界の動向やトレンドをしっかりキャッチアップすることで、時代の波に乗り遅れることなく、需要のある分野を目指して進むことができます。プログラマとして長く業界で活躍するためには、こういった情報収集力も重要なスキルだと言えるでしょう。

できる範囲での努力を

プログラミングスキルもそうですが、最初から努力もせずできる人はめったにいません。プログラミングスキルを身につけたい場合は、独学のほか、オンラインスクールで勉強するという人も多いでしょう。何度もコードを書き、自分の身につくまで鍛錬する必要があります。コミュニケーション力を向上させたい場合だと、まずは同僚や先輩、上司などとの会話を楽しむことからはじめてみるといいかもしれません。聞き役に徹してみたり、あいづちを打って同調してみたり、積極的に会話の中へ入っていくことが大切です。また、プログラマが集まる勉強会や交流会などに参加するのも効果的。同業者と会話することで相手との共通点を探しやすく、思ったよりもすんなりと会話を楽しめるでしょう。そして、情報収集力を身につけたいのであれば、信頼できるニュースサイトや情報誌を定期的に購読するという手もあります。その際は、できるだけ鮮度の高い情報を集められるようソースを吟味し、習慣化するようにするといいでしょう。なお、情報収集力はプログラマにとって欠かせないスキルではありますが、当然ながら割きたいのはインプットよりもアウトプットの時間なので、いかに素早く的確な情報を入手するかも意識する必要があります。