プログラマに才能は必須ではなく、ドキュメント力が重要

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プログラマにとってのドキュメント力

プログラムを書くことと日本語で文章を書くことには共通点があります。それは「言語を用いて頭の中にあるものを書く」というところです。プログラミングではロジックを作って全体の流れを作成しますが、日本語も前後関係を考えながら文を並べていきます。言語の違いはありますが、頭の中にあることを論理的に並べてアウトプットするという工程は非常に似ています。ここではプログラマにとっても重要な「ドキュメント力」(文章力)に焦点を当てて見ていきたいと思います。

ドキュメント力と創造性

文章を書く時は何もない状態からスタートします。「0」を「1」にすることは創造・クリエイトする作業と言えます。まずは自分が伝えたいことを考え、相手に伝わるように文章を組み立てながら書いていきます。プログラミングも同じで、プログラムとして動作させたいことを考えて、コンピュータに伝わるようにロジックを組み立ててプログラムを書いていきます。「0」を「1」にする想像する力を磨きたいのであれば、「0」を「1」にすることを繰り返して習得するしかありません。
ちなみに小説家にはいかにして美しい文章を書くかを重視する人がいますが、プログラマの中にもいかに美しくプログラミングできるかを意識している人はいます。プログラマを見ると、プログラムを美しく書くのが好きだからプログラミングをするというタイプの人と、具体的な目的があって必要があるからプログラムを書くタイプの人がいるようです。

ドキュメント力と提案力

ビジネスマンが何かを提案する際、ビジネス文書を書くことになります。この文書作成は人に読ませて理解させることが目的となります。ここでは相手が誰なのかを考え、相手にしっかり伝わるように表現することが重要になります。これはコミュニケーション力に近いとも言えるでしょう。プログラミングにおいても、自分の考えをコンピュータが実行できるようにしっかり考え、コンピュータに伝わるようにプログラミングすることが求められます。
良い文章・良いプログラムを書くためには、どう伝えるのがベストかを考えることが必要ですし、考える力が必要になってきます。ドキュメント力のある人はちゃんと伝え方がわかっているので、相手が人間であってもコンピュータであっても自分の考えをしっかり伝えることができます。

ドキュメント力と論理性

ビジネス文書の作成において論理性は非常に重要です。たとえば会社で稟議を通す際、文書が論理的に説明されているかどうかというのは稟議が通るかどうかの重要なポイントの1つになってきます。相手に伝えるためには論理的であることがとても重要なのです。文章だけでなく会話でも論理的に話せるかどうかで相手の理解度はまるで違ってきます。プログラミングでも論理的に書けるかどうかでプログラムがきれいに流れるかどうかが違ってきます。

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